2015年01月19日

伯釣旅 第70話 イカダ小屋五日目。最終日。

10/10(金)
朝5時半起き。
今日は最終日。いつも以上に気合が入り、早く起きてしまった。

小屋の中にもトイレはあるのだけど、森がすぐなので紙を持って行き、木陰で用を足す。いわゆるキジ撃ちだ。

コーヒーをテキトーに済ませ、釣りの準備。

おっさんは急かさないといつもはなかなか動かないけれど、今日は気持ちを察したのか、最終日ということもあって言わなくても準備してくれた。

「おぉ、数日間一緒に過ごしたからね。言わなくてもわかってくれるなんて。さすが漁師さん。優しいなぁ。」



と思いきや…



親切にも朝から昼食の仕込みが始まってしまった。((((;゚Д゚)))))

実にありがた迷惑。(T ^ T)

優しさだとは思うけど、とりあえず釣り行こうよ!昼食は後でいいからさぁ…

結局7時前にようやく出発。早起きした価値なし。爆。

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朝からリールのネジが緩みまくっていることを発見!もう少しで落ちてたね。汗。
毎日毎日酷使しているから、フィールドテストも同然。思わぬところから、リールのトラブルは起きる。ある日突然。ちなみに、このアブのリール"Revoビッグシューター"はハンドルも純正のままで大きくて、今でも大変気に入っておりますが、4ヶ月の間で4回も各所のネジが緩みました。(以前にも書いたけ?)
他にも使用していた"ダイワ・T3MX 1016XHL TW" & "シマノ・スコーピオン1501-7"は全くのノーノラブルで優秀でした。(T3MXの方は、一年前に初期不良なのか一度だけスプール部品が外れ異音発生し、メーカーで無償修理なんてこともありましたが、その後も良好。)


さて。


同じエリアを攻めるのかと思いきや、


今日はおっさんやっぱり違う!昨日まではやらなかった流れと岩が合わさったポイント。

割と家の遠くから始まった。



開始早々58センチを捕獲し、9時までに同サイズをさらに一匹、カショーロ少々追加。
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(カショーロはもう釣れても写真を撮らなくなった。いくらでも釣れるカラ。(~_~;) )
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9時に一旦小屋に戻ることに。

戻る予定だったのには訳がある。

今日は最終日なので、マルシオが迎えに来る "予定" だったのだ。


でも今朝起きてすぐに、その旨を聞かされていた日野は、即答で「絶対に遅れてくる」と豪語。


マジメなナタリーノは「小屋に戻ろうぜ」というが、日野は「あと少しだけやろう。どうせアイツは遅れてくるから!」とボート上でカタコトに説明する。


9時ごろ戻ろうかと思ったら、ダム建設の組合?の方なのか、「環境保護や魚の研究」をしている方とその奥さんの住谷さん(日系二世)が、地元の漁師さんと一緒に現れた。

水上でしばらく雑談。

来年からダムが稼働するので、地元の漁師さんを集めて、今日はダム建設に関する説明会があるらしいのだ。
ナタリーノのおっさんもそれに参加することになり、とりあえず小屋に戻ることに。

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ナタリーノのおっさんだけとりあえず会議に向かわせて、他の三人はマルシオをしばらく待つことに。

しばーらく待った。

マルシオは案の定かなり遅れる。来ない。(ーー;)

三人で雑談。久しぶりの日本語。奥さんはペラペラだ。通訳のお仕事もされていたとのこと。

どうも来年一月のダム稼働で、ここ「テレスピレス川の水位」は「7m以上上がる」とのこと。
地理的にどの位置にダムができるのか知らないけれど、稼働後、「サンベネジット川の水位」は一旦下がるだろうとのこと。

そのせいで、漁師さんの仕事は無くなり、その後どうするのか?という説明会らしい。

皮肉にも、せっかくの説明会だけれど、参加する漁師さんはナタリーノを入れて二人。
他にももっと漁師さんはいたらしいのだけれど、みんな他の仕事を探し出したり、ストライキ的に参加を拒否していたり、色々大変らしい。


ここも次来る時(来れるのかは知らないけれど)はすっかり姿を変えてしまっているだろうと思うと、少し悲しくなった。


今日の釣り場も次回は川底に消えている。



研究者の旦那さんはすごい魚に詳しく、ラテン語の学名まですべて覚えているらしい。
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日本から持ってきていた、雑誌のピーコックバスの情報を見せる。興味津々。

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彼に、「ブラジルに魚について学べる本はブラジルにある?」と聞いてみたけれど、日本のようにいいやつはないとのこと。(^_^;)


それと、書類で見たわけではないので、不確かな情報だけど、
本当はマットグロッソでは「PEラインは禁止」らしい。
初めて聞いて驚いたけれど、環境と魚への負担を考慮した結果できた決まりらしい。らしい、という表現が多くて恐縮ではあるが、もし次行かれる方がいたら、その辺も考慮願いたい。




しばらく話をしながらマルシオを待ったけれど、やはり来ず。

すでに10時。

気を利かせて、旦那さんは釣りに行こうと言い出した。



待ってました!悪いねマルシオ…( ̄▽ ̄)



マルシオへは置き手紙をして出発。



彼の操船で、奥さんと三人で釣り。


風が強く、彼の操船は危なっかしいが、一応釣りはできる。

彼にも竿を貸して釣りスタート。
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64センチのタライロンを追加。続いてカショーロも。(このカショーロ、回収してルアー交換するために竿を置いたら、水面にぶら下がっているだけのルアーに襲いかかってきた。多分後ろからついて来ていたんだろうね。危うく竿をまた持って行かれるトコだった。汗)



12時に小屋に戻り、なぜか彼の形跡はあるものの、姿はなく…

会議の場所に行ってもナタリーノの姿もなく…。

二人を探すことに。
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が、二人を見つけるよりさきに、なぜかボート屋さんのご主人宅で昼ごはんとビールまでご馳走になることに。
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こういうテキトーなところがブラジル。気軽に人の家で昼食をいただく。


食後ようやくナタリーノとマルシオに無事再会。


住谷さんら2人はアルタフロレスタに戻られた。お世話になりました。(後日、旦那さんから英語で書かれたトゥクナレの論文が送られてきた。勉強しなくちゃなぁ。)




マルシオは今日はなぜか新品のベイトリールを持参!
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日本人がいつもシマノのベイトリールで釣り上げているので、やっぱり憧れるらしい。(^_^;)


しかし、安物過ぎてフレームが弱く、リールに妙な隙間が空いているわ、腕が悪く、トラブルばかりだわ、でグダグダ。

キャストの練習中に竿も折れる始末。笑
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幸い2ピースのジョイント部から折れたので、日本から持って来ていた接着剤で固定。安物竿は2ピースから1ピースへと変わった。
ルアーもこんなやつだし...
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もうギャグだとしか思えない。笑い死にそうになる。笑


例のごとく、夕方釣り開始。
何でブラジル人は全て遅いのかね。ほんと。(~_~;)


マルシオは当然のように、我が物顔でボート前方の一番いい場所に陣取る。笑

こっちは真ん中に座るのはいいけれど、マルシオのキャストの度に注意しないといけない。背後を全く気にしていない彼。危険極まりないのだ。(ー ー;)
まぁ、ルアーひっかけても、濡れながらでも回収してくれる優しい男なんだけどね。↓
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小さいタライロンから始まり、マルシオ、日野共にボチボチ釣れた。

浅瀬で小さいトゥクナレがたまっているエリアを発見し、ルアー(デコント・ビルータ90)を投入したら、ヒットした瞬間にラインブレイク。

やっぱりリーダーを付けていても、運が悪いと切れる。

幸いバーブレスにしていたので、ルアーは数秒後浮上してきた。
回収してよく見ると、リーダーより10cm上から切れていた。
岩にこすれたのだろう。
日本だと切れる気しないだろうけど、ここだと60lbのPEは運次第で切れる。



夕方、暗くなる前には小屋に戻り、帰りの準備。荷物をまとめる。この汚い小屋とも最後だ。

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あっけなく最終日は終了した。終わりは何だか寂しくもあった。もうここへは戻れないだろう。戻ってきたとしても、ダムの建設後は変わってしまっている。

ナタリーノと握手を交わす。
「ありがとう。おかげで楽しかったよ!」






久しぶりに街に戻り、
マルシオ宅でまたご飯をご馳走になる。
奥さんに申し訳ないが…ね。


夜蚊に刺されまくる日本人を気にしてくれて、蚊帳まで設置してくれた。感謝。

マルシオの奥さんがごちそうを作ってくれた。
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やっぱり家が落ち着く。

いつの間にか、家族の一員となっている。

そんな気持ちになった。
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posted by 日野君 at 14:49| Comment(0) | ブラジル釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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